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ピカソ美術館(ピカソびじゅつかん、仏:)は、フランス南部の地中海沿いの都市アンティーブにある美術館。アンティーブ・ピカソ美術館(アンティーブ・ピカソびじゅつかん、仏:)ともいう。 == 概要 == ピカソ美術館は、フランス南部プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏のアルプ=マリティーム県にある都市アンティーブにある市立美術館。アンティーブ旧市街の海寄りに位置しており、地中海を見下ろすことができる。画家パブロ・ピカソの作品が中心だが、ピカソ以外にも現代美術の秀作を数多く収蔵している。 建物は「グリマルディ城」と呼ばれ、17世紀にこの地域で勢力を誇っていたグリマルディ家の城砦であった。城砦は、1928年以降は、市立博物館として使用された 〔JTBパブリッシング編 『ワールドガイド ヨーロッパ9・フランス』、JTBパブリッシング、2007年、p.300.〕。1946年9月半ばから11月半ばまでの2月間、ピカソはこの建物にアトリエを構え、数々の作品を生み出した 〔ピカソ美術館公式サイト “''Actualité'' ” アンティーブ市役所公式サイト トップページ > “''Accueil''” > “''Culture''” > “''Les musées de la Ville''” > “''Musée Picasso''” > “''Actualité''” で閲覧できる。仏語。 2008年10月26日閲覧.〕。彼はアトリエを去る際、市当局に対して、この地で製作した作品の大半を「永久貸与」したが 〔地球の歩き方編集室編 『地球の歩き方A08・南仏 プロヴァンス コート・ダジュール&モナコ 2009~2010年版』、ダイヤモンド社、2008年、p.202.〕、このことがきっかけとなり、1966年、ピカソ美術館の開館が実現した。2006年1月から2008年7月にかけて大規模な改修工事が実施され、展示スペースが拡張されたほか、ピカソの作品が、彼のアトリエがあった最上階に移され、製作当時と同じ状態で鑑賞できるようになった 〔〔「-アンティーブ ピカソ美術館- 紺碧の地中海を望む、旧アトリエ」 『pen』2008年10月15日号、阪急コミュニケーションズ、p.88.〕。 美術館には、『生きる喜び』、『ユリシーズとセイレーン』等のピカソの絵画、彫刻、陶器などのほか、ニコラ・ド・スタール、、アンナ=エヴァ・ベルグマンなどの作品が展示されている。テラスには、やミロなどの彫刻が配置され、地中海の眺望と共に楽しむことができる 〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ピカソ美術館 (アンティーブ)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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